咀嚼の効用

これを損なうことが欠損歯最大のデメリットでは
欠損歯のデメリットについて云々しているサイトの内容に共通する不満を感じる。
欠損歯放置が引き起こす直接的・間接的な問題点については述べられていても、「欠損した事実」がすなわちどのようにデメリットであるかついて触れられていないように感じるからだ。
もっとも基本的なデメリットは「咀嚼の効用が損なわれる」ということではないだろうか。 思いつく範囲で咀嚼の効用を書き出して置く。
- 消化吸収を助ける
- - 栄養をよりよく吸収できる
- 各種唾液腺ホルモンの分泌
- - パロチン(若返りホルモン):骨格(歯も)、筋肉、肌など全身の組織の衰えを防ぐ
- - リゾチーム:殺菌、歯周病、口臭の予防にも役立つ
- - ペルオキシターゼ:ガンの予防
- - ムチン:粘膜の保護 ・脳への刺激
- - 食べ物の非常に複雑な物理的形状を咀嚼時に演算し続ける
- 顎骨への刺激 - 顎骨に適度に力が加わると骨が痩せない
- 精神の安定 - 根拠なし。なんか個人的にそういう効果がある気がする
欠損歯のデメリットは何を置いてもまず、これらの咀嚼の効果が損なわれることであり、次いで審美的に大いに問題があることだと思う。この辺りが明確でなければ、インプラントの有り難みもいま一つ見えてこないだろう。